日豪間のビジネスの架け橋

アドバイザリーボードサービス

オーストラリアで業務を行う日本企業は、本社から赴任する経営陣が定期的に変わる人事方針のために継続性を維持することが困難な場合があります。長らく日豪間の事業に携わってきた経験者で構成されるアドバイザリーボードを設置されますと、継続性が維持されて定期的人事異動が支えられ、新規赴任者の人脈構築や国内の政治や商慣習の理解向上、事業の持続的成長の促進につながります。

アドバイザリーボードに指名する個人を別々に探してそれぞれに別料金を支払うのではなく、比類ない日豪関係専門家からなるKBAが貴社のアドバイザリーボードとしての役割を果たすこともできます。こうすれば、より少ない料金で弊社チーム全員の深く多様な実績と知見をご活用いただけると同時に、必要に応じて個々のメンバーにもご相談いただけます。

日豪経済関係に長年関与してきた経験豊かな専門家からなる アドバイザリーボードなら 次のような手堅い価値が得られます

1. 人事異動があっても継続性を維持

海外で事業を行う企業なら現地業務を担う適切な人材の採用と維持に頭を悩ませることが多いでしょう。

適切なメンバーで構成されたアドバイザリーボードなら、既存の現地採用人員のスキルと経験を補完できる有能な人材を現地オフィス向けに探すお手伝いができます。また社内ナレッジを維持しながら現地主要人員とともに業務の継続性を確保します。

2. 本社とのやりとり

海外子会社は本社から注目を集めてリソースを得るために、他の海外市場の姉妹会社と争わなければなりません。こうしたなか、新事業の利点やリスクを本社に説明して必要な承認を受けることが現地子会社経営陣とって難しい場合があります。

海外子会社のCEOが現地採用の場合には、効果的に本社とやりとりを行うために助けが必要なことが多いと言えましょう。

こうした場合、経験豊かで人望の厚いアドバイザリーボードが本社との貴重な架け橋となることも考えられます。

3. 人員管理

オーストラリアと日本には言葉や文化、業務習慣の違いがあり、雇用政策や雇用慣習もそれぞれ異なります。

こうした違いのため現地採用と海外から派遣された幹部が混在する社員の管理には常に困難が伴います。

4. より広範な人脈へのアクセス

現地市場での事業がすでに確立している場合でも、外国企業の対外関係は通常、業界や顧客だけに限られ、オーストラリアに派遣された幹部の人脈は以前の海外経験や現在の任務から得たものに限定されています。

さらに顧客企業の担当者が変わることも珍しくありませんし、自社が組織として業務上直接築いた政府や業界団体、大学などとの関係もよく変化するのが常です。

こうした既存のステークホルダーとコミュニケーションをとる上で、アドバイザリーボードのメンバーのもつ深い人脈を貴社の関係強化に役立てていただくことができます。

適切に構成されたアドバイザリーボードなら、そのメンバーが政府や産業界に長年の人脈をもっていますので、貴社の既存関係の補完と拡大につながります。

5. 深い市場インサイト

海外から派遣された人員が現地市場を真に理解することは不可能ですが、地元でどれだけ経験を積んだ者でも、自身の地元市場を完全に理解することは不可能です。

地元大手企業はいずれも、経営陣を適切な方向へ導く多様なスキルと経験、市場知識を有する者で構成された取締役会をもっています。

地元市場で業務を行う海外企業は、適切なメンバーで構成されたアドバイザリーボードを使うことで、取締役会から得られるこうした利益を経営陣にもたらすことができます。(8参照)

適切に構成されたアドバイザリーボードなら、地元の経済や政治、産業界の動向をより良く理解できるように海外子会社の経営陣を支えることができ、こうした理解がより良い事業計画の立案や新しい事業機会の把握につながることもあります。

適切に構成されたアドバイザリーボードは、社員と経営陣の相互理解の向上と効果的な相互協力による事業拡大の実現を助けます。

6. リスク緩和

地元の政治や経済におけるリスクをはじめ、さまざまな事業リスクは常に変化しています。

適切に構成されたアドバイザリーボードは、こうしたリスクのモニタリングと理解において海外子会社の経営陣を助け、この結果、リスク管理の質を高めることができます。

7. 信用と評判の向上

アドバイザリーボードに人望の厚い経験者がいることは、現地市場に真剣に取り組む姿勢を示し、顧客や規制当局、地元地域などステークホルダーとの信頼が築かれるため、信用が培われます。

8. アドバイザリーボードと法の定める取締役会の比較

外国企業現地子会社に法の定める正式な取締役会を設置して、地元社会から人望の厚い人物を迎えることは、現地の法が非常に厳しいさまざまな義務や責任を課しているため容易でない場合が多いと言えます。

適切に構成されたアドバイザリーボードなら、こうした義務や責任を生じることなく、豊かな経験と人脈を有する多様なメンバーからなる正式な取締役会がもたらすものと変わらない利益をすべて享受することができます。